近々、面接があるのですが、何を聞かれるか不安です…。
それでは、よくある質問への回答例を教えます!
面接の目的は会社によって大きく変わることはありません。
だから基本的な質問への準備を考えておけば大丈夫です。
ここでは転職面接での質問の意図や回答例を紹介していきます。
【面接の質問①】自己紹介・自己PR
「自己紹介をしてください」
「まず、1分間で自己紹介をしてください」
えっ!?いきなり?あ、えっと…
そう!準備しておかないと答えられないですよね。
- 時間を与えられ自己紹介・自己PRからする(集団面接で多い)
- 天気などの雑談から入る(アットホームな雰囲気)
- 紹介がなくいきなり自己PRから(すでに面識があるなど)
- 明確な自己PRタイムがない(エピソードを掘り下げるタイプ)
基本的には、①だけ抑えておけば大丈夫です。
②は準備出来るものではないし、④は次の章の準備をしておけばOK。
- 30秒~1分程度にまとめる
- 端的に経歴を言えるように(職務経歴書の職務要約のような内容)
- あまり仕事に関係のないことは盛り込まない
(冗長的になるとマイナス) - 氏名、簡単な経歴、主な活動、資格程度でOK
この後の面接がメインです。無理に強み等をアピールする必要はありません。
締めくくりは「以上です」もしくは「本日は宜しくお願い致します」にすると収まりがよくなります。
■わざわざ自己紹介してもらう目的
- 第一印象を見たい。
- どれだけ社会人として適切な態度で話すことができるのか
- 基本的なコミュニケーションを判断したい。
それでは自己PRをしてください
ちょっと、またですか!?
やっぱり準備が必要ですね!笑
いきなり自己PRをしてくださいと言われて出来る人はなかなかいません。
必ず準備が必要です。
しかも対話形式ではなく、このようにまとまった時間を与えられて自己PRをするとき、この時間で伝えきらないといけない場合もあります。(集団面接などでは特に)
- 強み・得意(つまり何が言いたいか)
- 成果の出たエピソード(強みが活かされた出来事)
- 具体的な行動(能力を伝える)
- 戦略・思考(また成果を出せるという再現性を伝える)
■自己PRをしてもらう目的
自社で活躍できるのかを判断したい。
だけど「〇〇が強みです」と言われて納得するわけにはいかないのが面接官。
具体的な行動・事実から能力を判断します。
できれば「それは自社でも発揮できるのか」という再現性が欲しい。
自己PRをざっと聞いてから気になる点を掘り下げて、さらに具体的に能力を聞き出したいという目的がある場合もあります。
その場合は最初に自己PRをしてもらい、その後の時間が十分に設けられているはずです。
掘り下げてもらえればチャンス!
もしも面接の最後に自己PRだったり、集団面接で十分な時間がない場合は掘り下げて聞き出してもらえない場合がありますので注意しましょう。
≪話しているときの態度≫
話している時には態度に気を付けましょう。同じことを言っていても態度次第で伝わり方はまったく違います。
例えば、肩に力が入りすぎて上がってしまったら、緊張が相手に伝わり自信がなさそうに見えてしまいます。
「自信」と「謙虚さ」が伝わる話し方を意識して。
以下の点を意識して何度か練習してみましょう。
- 顔が上を向いていないか
- 下向き加減になっていないか
- 呼吸が浅くなっていないか
- 声が小さすぎないか
- 肩に力が入っていないか
- 深く腰をかけ過ぎて偉そうになっていないか
- 表情がこわばっていないか
【面接の質問②】経歴・実績・スキルについての質問 「あなたの経歴や実績は?」
面接で強みをアピールするにはどうしたらよいのだろうか?
強みは「具体的な事実」で伝えるんです!
自己PRにまとまった時間をもらえる面接は少ないです。多くの場合はこのように強みを“聞き出す”ように質問します。
- 「当社で活かせるスキルは何ですか」
- 「もっとも成果の出た実績を教えてください」
- 「あなたの経歴について教えてください」
「強みは何ですか?」と直接聞いてくることもありますが、どちらにしても面接官が知りたいのは「具体的な行動」です。
能力は必ず事実で確かめないといけないのが面接官のしごと。
ですから面接に望む前には「強み」としてのワードだけではなく、「エピソード」で伝えられるように準備しておきましょう。
面接官は「具体的には何を?」「どうしてそれをしたんですか?」など掘り下げて聞いてきます。
それは、“何がすごいのか”のポイントを発見したいから。
準備は掘り下げられることを想定して、具体的な行動まで思い出しておくことが肝心です。
≪ここに注意!≫
経歴や実績の掘り下げは、あなたの強みをもっともアピールできるチャンスです。でも焦りは禁物。“聞かれたことだけに答える”ことを徹底しましょう。
経歴を聞かれているのに実績を答えてしまったら、話を聞いていない・コミュニケーションが取れない・論理的でないという判断をされてしまいます。
もしもアピールがしきれていないと思ったら、面接の最後に「最後に自己PRをさせていただけないでしょうか?」と切り出しましょう。
【面接の質問③】退職理由についての質問
「なぜ退職しようと思ったんですか?」
退職理由ってどうやってもマイナスに聞こえないですか?
ちゃんと考えればそんなことはないです!
退職理由を聞く目的は、「自社もすぐ辞めるんじゃないか」「何か問題を抱えているんじゃないか」という不安要素をチェックすること。
もちろん伝え方によってはマイナス評価になるので、もっとも注意が必要な質問のひとつです。
いくつかポイントがあります。
- 感情的に話さないこと
- 辞めない努力・働きかけをしていたこと
- 自分なりの戦略(考え)があってのこと
例えば上司のパワハラだとしても、しかめっ面をして「上司のパワハラに耐えられなくなりました」と言ったときに面接官はどう思うでしょう?
(もしかしたらちょっとした指示もパワハラと言ってしまう人なのではないか)と感じてしまうかもしれません。
事実を知りようがないので、面接官はすべてを鵜呑みにするわけにはいかないからです。
【面接の質問④】志望動機についての質問
「あなたが転職先を選ぶ基準は?なぜ当社?」
困ったぁ~
どうしたんですか?
志望動機が思い浮かばなくて…
3つのポイントを抑えれば大丈夫!
①貢献できるから
②事業に共感しているから
③会社に共感しているから
志望動機はひとつだけでは納得してもらえないことが多いです。
事業への共感を示したとしても、「では、その中でもどうして自社なんですか?他でもいいんじゃないですか?」ということが面接官は気になるのです。
①貢献できるから
求人に対して自分が貢献できること。
やりがいをもって働けることを伝える。
②事業に共感しているから
企業が持つ社会的ミッション、提供しているサービスに共感を示す。
③会社に共感しているから
会社独自の考え方や価値観に共感を示す。
まずはホームページやSNSをチェックして情報を集めましょう。
その中で自分が貢献できること、共感していることを3つの観点で探していきます。
面接では多少長くなってもいいので、思いをこめて伝えましょう。
ポイントは、“私も一緒にやりたい”という思いを伝えることです。
「御社が魅力的だから」「御社の取り組みが素晴らしいから」とどんなに伝えても、あなたを採用するメリットがないと採用はしてもらえません。
「志望動機が弱い」と言われてしまうのは、そもそもやりたいことがないのが原因です。
キャリアコンサルタントを利用するなど、しっかり「自分は何がしたいのか」現時点の思いでもいいので伝えられるようにしておきましょう。
≪ノンバーバルな伝え方≫
志望動機が伝わるかどうかは、言語以外の要素も強く影響します。
身振り手振りや表情はどうでしょうか?
高揚感や興奮、希望や真剣さを伴った発言をすることで、言葉以上に面接官に思いを伝えることができます。
【面接の質問⑤】逆質問
「最後に何か質問はありますか?」
逆質問って正解はあるんですか?
はい!あります。NGな例もしっかり抑えておきましょう。
逆質問をする目的はさまざまです。
単純に気になる点をクリアにしてほしいという場合もあれば、何を聞くのかチェックしている場合もあります。
どちらにしろ、“後者”に備えておきましょう。
残業や有給などは確かに気になりますが、ここで聞くのはリスクが高い。そのような条件は内定が出てから、最終的な条件の擦り合わせのときで十分です。
ここで伝えたいのは『どのくらい意欲的なのか』です。
ですから、質問がないのは不自然ですよね。本当に入社したいのなら、聞きたいことがありすぎるはずなのです。
その他のよくある質問
Q.練習はどうやってやったらいいですか?
A.「シャドウロープレ」がおススメです。目の前に人がいるようなつもりで、実際のしゃべり口調や表情で話してみましょう。ここで恥ずかしがっていたら面接で詰まってしまいますよ。
回答例
「山田太郎です。現在25歳、社会人3年目です。前職ではIT事業の山下株式会社で主に営業を担当しました。saas商材を販売しておりまして、新規開拓はリスト作成から行いました。深耕営業においては多いときで10社を担当しておりました。目標対比は常に110%以上を達成していました。在職中、ITパスポートを取得しています。」