履歴書を作りたいのですが、新卒で入社して
すぐ辞めると印象悪いですよね…
そんなことないですよ。
第二新卒はあなたが思っているより希少価値が高いんです。
だけど、印象を決める要因はたくさんあるんです!
どのような履歴書だと評価されるのか、人事側の目線も考えてポイントを抑えましょう。
転職活動の準備として避けて通れないのが応募書類の準備!
履歴書は、採用担当者が「最初」にあなたをことを知る大切な書類です。
ですが、いざ準備をしようと思うとなかなか進められないってこともありますよね。
ここでは第二新卒向けの履歴書の書き方を詳しく説明していきます。
履歴書の役割
まず、書き方の前に、まずは履歴書にはどんな役割があるのかを知っておきましょう。
初めての転職の時には、あまり考えずに書いてしまうものですが、会社の中で履歴書がどう扱われるのかを知ると何が大事なのかも見えてきます。
初めての転職の時には、あまり考えずに書いてしまうものですが、
会社の中で履歴書がどう扱われるのかを知ると何が大事なのかも見えてきます。
ここでは以下、3つを抑えておきましょう!
応募者を知る最初の接点
面接で会う前にあなたが判断される大切な書類です。会社からすれば第一印象は面接ではなく履歴書なのです。
選考中は人事があなたの履歴書をずっと管理しています。部長や社長に面接をお願いする時にも「今回の選考者なのですが…」と大切な情報としての伝達手段でありあなたの身代わりです。
入社してからも履歴書は大切に保管され、人事考課会議で社長や人事が使うなんてこともあるんです。履歴書の印象は面接のときだけではないということですね。
履歴書の書き方
その前に、どの履歴書を選べばいいの?
JIS規格の履歴書を使えば間違いありません!
日本でもっとも使用されているのがJIS規格の履歴書です。
まずはデータをダウンロードして入力しておきましょう。
手書きの場合は必ず楷書(学校で習うような綺麗な字)で書きます。
パソコンで作成する場合は、半角や全角などを統一しましょう。
履歴書作成時の確認ポイントを以下にて確認ください!
- 日付は西暦で。郵送の日、もしくは手渡す日付。
- 氏名は自信を持って大きめに。性と名の間は少し空ける。
省略した文字などは使わないように! - 性別は〇で囲んでも入力し直してもOK。
- 生年月日も西暦で。
満〇才とは、現時点での年齢です。 - 写真の裏には名前を書いておきましょう。(はがれた時のため)
写真スタジオでの撮影がおすすめ!! - 現住所は今現在住んで生活している住所。
都道府県からアパートの部屋番号まで正しく。 - 連絡先は現住所と同じなら「同上」でOK。
- 電話は携帯などつながりやすい番号にしましょう。
固定電話だけだと連絡しにくいです。
携帯番号を持っていない方は、LINEなど通話できる手段を記入。 - E-mailはWEBテスト等で使うことが多い。
PC端末で受けるアドレスがベストです。 - 学歴・職歴は年と月を間違えないようにしっかり確認しましょう。人事は西暦の方が助かる。
学歴箇所は、“高校の卒業”から。正社員の職歴は短くても必ず記入。「学歴」「職歴」は書きはじめ列の中央に。
終わりは「現在に至る」を左寄せ、「以上」を右寄せ。 - 免許・資格は運転免許など有利になりそうなものは全て記入。
取得予定は後ろに(取得予定)と記入。
本人記入欄はよほどの事がなければ「貴社の規程に準じます」と書いておきましょう。
手書きで書いた方がいいって言われたんだけど、ほんと!?
場合によります!
現在はWEB履歴書も多いので、必ずしも手書きで提出する必要はありません。ただし、郵送で現物を送る時には手書きの方が気持ちが伝わりやすいのが事実。ですが特別指定がない限りはパソコンでの作成で大丈夫ですよ
エージェントさんから応募してもらう時はほぼExcelやPDFなので、どちらにしても電子データの履歴書は必ずひとつ作っておきましょう。
アルバイトの経験は記入した方がいいんですか?
これも場合によります!基本は書かなくてOK!
通常は正社員の職歴だけで大丈夫です。ただし、アピールになるようなアルバイトはぜひ記入しておきましょう。
例えば、飲食事業に応募するときには飲食店でアルバイトしていたことがアピールになりますよ。
履歴書を書く際の基本マナー
履歴書の役割を考えれば、以下の点をしっかり抑えることが大切です。
- 丁寧に書く
- 絶対に嘘を書かない
- 黒のボールペンでしっかり書く
- 中心以外に折り目をつけない
- シミの着いた履歴書を出さない
- 「貴社」を使う。「御社」は口に出して使う表現。
- 空欄のないように
- 誤字脱字
選考中、会社はあなたそのものを見るより何倍も多く履歴書を見ています。
入社した後もずっと使うものですから、成人式の前撮り写真のような気持ちで作成しましょう。
履歴書テンプレートのダウンロード
履歴書のデータはJIS規格の履歴書を利用すれば問題ないです!
以下、外部サイトよりデータダウンロードができますので確認してみてください
必ず電子データは作成しておきましょうね。
履歴書で人事や社長が最も見る場所
履歴書を作成する際に気を付けるポイントはありますか?
実は、写真です。
履歴書作成の際にこだわりなく進めてしまう方が多いです。
ですので差別化できる以外なポイントにもなりますよ!
履歴書でもっとも重要な箇所は、写真と言えます。
人事や社長は選考中、あなたをこの順番で思い出しています。
- 写真
- もっとも特徴的な経歴
- 名前
まず写真が思い浮かび、「あの、前職が営業の・・・ええと、〇〇さん!」というように。つまり写真は、最初から最後まで印象として残っている最重要箇所。
一次面接がどんなに素晴らしくても、人事が社長に履歴書を見せた時に写真だけで落ちるなんてことも十分あり得ます。
なぜなら、写真は文章以上に多くの情報を持っているから。
襟が片方だけ出ていたり、髪型がボサボサだったり、顔が上向きで横柄・下向きで卑屈など、マイナスの印象を与えないように要注意。
スマホで撮った写真は絶対NGです!写真スタジオで撮影をしてもらいましょう。
写真スタジオならちゃんとアドバイスや指示をしてくれるのでおススメです。
さらに「私の強みは明るいコミュニケーション力なので、
それが伝わるように撮ってください」とお願いしてもいいですね。
本当の自分の印象と写真の印象を合わせるのもちょっとした履歴書テクニックです。
写真って重要なのですね。
他にどんなポイントがありますか?
採用担当者は、履歴書を通して
選考者の全体像をつかみたいとも思っているよ。
- 基礎的なビジネススキルが身についているかな
- 短期退職していないかな。前職退職の理由はなんだろ
- 前職の企業や業界、事業規模はどこなか
- 実績を残しているかたなのな
- 会社にフィットしそうな人材かな
- なぜ、自社に応募をしてくれたのかな
面接担当者の気持ちになって書類を準備することが何よりも重要ですよ。
志望動機は3つのポイント
志望動機って名に書けばいいんですか?
3つのポイントを抑えましょう!
①「できる」:貢献できると思ったから
②「したい」:貴社の事業と私のやりたいことが一緒だから
③「好き」 :貴社の価値観に私が共感したから
【応募者のメリット=会社のメリット】
という表現を目指しましょう。
- 貢献できると思ったから
貢献意欲がある、能力を発揮してくれるという、持続的な期待感を与えられます。 - 貴社の事業と私のやりたいことが一緒だから
やりたいことが会社と一致しているため、一層の努力が期待できる。
ただ魅力を感じているだけだと、保守的で受け身な印象を与えてしまいます。 - 貴社の価値観に私が共感したから
事業参画への期待が伝わったとしても、人事には
「saasなら他の会社でもいいと思いますが、なぜウチなんですか?」
という疑問が湧きます。
“貴社にしかない”という点に共感を示しましょう。
正直…そんな大それた志望動機がないんですが・・・
分かりますよ!第二新卒と新卒との違いは「社会経験があるか」という点です。第二新卒の方は職務経験がある分、その経験をどのように活かせるのか「接点」を意識しましょう!
特に第二新卒向けの転職では、十分に企業研究をする時間がありません。
企業側もそれは承知しているので、最初からそこまで深い志望動機がなくても受け入れてくれる場合が多いです。
そもそも、エージェントさんを通しての履歴書の多くは志望動機は書いていないケースもあります。
なので結論、“履歴書に志望動機を書く必要はない”のです。
最近の履歴書はほとんどデータで作成すると思いますので、Excelデータの「志望動機」という言葉を削除して「趣味・特技」など他にアピールができる欄に変えてしまいましょう。
志望動機がほしい企業はそのように別途指示が来ますから、自信を持って削除してしまってください。ただし、自身の中で志望動機が明確になっていない場合は、応募書類作成時や面接時に困りますのでセットで考えましょうね。
しっかりと応募書類の準備をしたいなら、キャリアコンサルタントに相談することもおすすめ!
理由ある第二新卒転職はマイナスとは限らない
今の会社が1年目なんです…さすがにこんなに早いと印象悪いですよね?
そうとも限りません。プラスに変えましょう!
そもそも新卒の早期離職は、「第二新卒」という貴重な存在です。
企業によっては第二新卒を狙って採用している場合もあるぐらい。
理由はいろいろあります。
- 新卒よりも実務の経験を積んでいる!
- 基礎的な研修は既に受けていることから研修期間を短くすることができる
- 他社を知っている!
企業から見て新卒のもっとも素晴らしいところは、“他の文化に染まっていないこと”です。だからわざわざ導入研修までして時間をかけて戦力化するんですよね。
しかも他社を経験しているというのは意外と良いことなんです。
“他社を知ったうえで自社を選んでくれる”ということですから、
そこにしっかりと理由さえあれば逆に信用に値する。
つまり早期離職の転職でも以下の点がしっかりアピール出来れば好印象。
早期離職者を採用しない会社は確かにあります。
しかし、そういった会社にあなたが入社して幸せになれるかどうかは別問題です。
あなたが早期離職する理由はいろいろあるにしろ、結局「ここでは成長できないから」だと思います。
会社の将来性というのは、個人の在り方によって違うのです。
早期に離職するということは、早期に自己決定するということです。
「自分は何がしたいのか」という自分なりの答えに真剣に向きあっている証拠。
どんなに社会的に評価されている会社でも、“我慢して長く働くことに価値を置いている”会社はあなたにとって真逆の価値観かもしれません。
リスクを両面で考えよう!
- 早期離職で印象が悪くなる会社がある
- 履歴書に傷を付けないためにあと数年我慢する
どちらのリスクの方が高いか、自分自身で答えを出してみましょう。
履歴書を提出する前のチェックポイント
よし!できた!添削をお願いします!
頑張りましたね!確認してみましょう!
- 折り目やシミがなく綺麗か
- 写真はしっかり貼ってあるか、裏に名前が書いてあるか
- 日付は書いてあるか
- 空欄がないか
- 誤字脱字になっていないか
- 年月が間違っていないか
- 資格は全て書いてあるか
- 志望動機は会社が期待感を持てる内容になっているか
履歴書全体から受ける印象は、写真や筆圧、書き込み具合や経歴・資格などが総合的に統合されて残ります。
もう一度全体を見回して客観的な印象を確かめましょう。
自分を知っているご家族や友人などにも見てもらい
客観的なアドバイスをもらうのもおすすめ!
まとめ
いかがだったでしょうか?
素敵な履歴書は出来上がりそうですか?
以上のポイントを抑えていればきっと大丈夫!
自信を持って提出しましょう。
- 履歴書はあなたのアバター
- 手書きは誠意をもって丁寧に(データでも全然OK)
- 写真は最初から最後まで印象に残る
- 志望動機は3つのポイント「できる」「したい」「好き」を意識する
- 早期離職を気にするより自分が何をしたいかを考えよう