今度面接があるのですが、
気をつけた方がいいマナーはありますか?
もちろんありますよ。
中には少し意外なものも!
面接では7つのマナーに気をつけましょう!
面接がわざわざ対面で行われるのは、質問への返答内容だけではなくあなたの全体的な印象から判断したいからです。
中でもマナーには、あなたの思考がそのまま反映される行動もあります。
以下7つの面接マナーを確認し、しっかり心の準備をしてから面接に臨みましょう。
面接マナー①|到着の時間
面接場所には早めについておいた方がいいですよね?
場所にもよりますが、
あまり早すぎるのもよくないですよ。
到着の時間は、早すぎるのもNGです。
例えば事務所での面接に行くときに、早めに行ってしまうとその分早めに待機場所を使うことになってしまいます。
企業さんによってはまだ前の選考者が使っていたりして、場所の用意が間に合わないこともあります。
「企業側の気持ちを考えない人だなぁ」と思われてしまうかもしれません。
常識的には、早くても5分~10分前程度にしましょう。
もし面接前に準備することがあれば別です。
できれば採用担当の方に「何分前に着いておいた方がいいですか?」「会場に着いてから準備することはありますか?」などを確認しておきましょう。
心の準備は会場に入る前に済ませるものです。
遅刻するわけにはいかないので、早めに一度会場を自分の目で確認し、近くのカフェなどで時間を過ごしながらリラックスしておくといいですね。
面接マナー②|香水、着こなし、持ち物
身だしなみはちゃんと出来ていると思うのですが、
チェックしてもらえますか?
ん?香水つけてますか?
え?ダメ?
いつもつけてるんですけど・・・
そうですね。
オシャレと身だしなみは区別して、
面接では控えておきましょう。
匂いのキツイ香水はかなり嫌がられます。
あなたが去った後に部屋の扉を開け放って匂いを外に出すようにパタパタしている所なんて、想像したくないですよね。
香水だけではなく、普段使っている整髪料やハンドクリームなどの匂いがきつすぎないかチェックしておきましょう。
いつも自分が使っていて気づかないこともあるので、誰かに確認してもらうといいですね。
それから、せっかくのスーツもだらしなく来ていたら逆にマイナス印象です。
ズボンを腰で履いていたり、ネクタイの結びに慣れていなかったりすると、すぐに「この人は社会慣れしていないな」と結論付けられてしまいます。
スーツの着方も誰かに確認してもらい、ネクタイは鏡を見ながら何度も練習しておきましょう。
転職ではよくカバンを持って行くと思いますが、面接官はただ綺麗なカバンを持っているかどうかだけを見ているわけではありません。
中身が見えた時にぐちゃぐちゃになっていたりしないかをチェックしている面接官もいます。
また、中身が履歴書しかなく、明らかに面接用のカバンだと思われてしまうのもマイナスになり得ます。
使わなくても、中にはハンカチや文房具、ノートやメモ、パソコンなどを入れておきましょう。
面接マナー③|挨拶は分け隔てなく
よし!
身だしなみはバッチリだぞ!
でも、ハア…最初の挨拶が一番緊張するなあ。
気持ち分かりますよ。
でも、ちゃんと心構えをしておけばきっと大丈夫です!
まず、NGな場面を想像しましょう。
- 挨拶できない
- 声が小さく聞こえない
この辺りは何度も練習して慣れておくことが大切です。面接だけでなく、社会人になればどんな場面でも必要になるはずです。
“挨拶できない”は、面接官だけに挨拶できればいいわけではありません。
受付をしてくれた方や、通りすがった社員さんなどにも必ず忘れずに挨拶をしましょう。
面接が終わった後に「あの人は挨拶してくれなくて感じが悪かったです」と言われてしまうかもしれません。
また、挨拶が元気なのはいいですが、真顔で大きすぎる声で突然挨拶をすると相手を驚かせてしまいます。威圧感なくできるように自然な挨拶を心がけましょう。
それから、とっさの挨拶の時についつい声が小さくなってしまったりします。
思いがけない瞬間に社員さんに会った時にも挨拶できるように、「会った人には必ず挨拶しよう」という心構えでいましょう。
もし社員ではない方に挨拶をしてしまっても許されますが、社員さんに挨拶ができなかった場合は大きなマイナスになってしまいます。
面接マナー④|待機時間も礼儀正しく
緊張するぅ〜!
面接前の待機場所が最後のリラックスチャンスだ…
ちょっと待って。
待機場所でも面接は始まっているつもりでいた方がいいですよ。
最初に書いたように、面接は総合的にあなたを判断しようとする場です。
企業さんによっては“待機中の態度に一貫性があるか”というチェックをしている場合もあります。受付や採用担当の方に対する態度と面接官に対する態度がガラッと変わったりするととても印象が悪くなる。
同じように、待機場所でリラックスしているところを突然扉を開けて見られてしまうと信用がマイナスになります。
また、適性検査や Web テストをやるときに“いつものだらしない座り方”が出てしまうことがあります。
あなたが集中している時には気付かないかもしれませんが、社員さんにはいつも見られている意識を持ちましょう。
一貫性を持った態度を貫くように心がけてください。
面接マナー⑤|横柄に見える態度を取っていないか
色々と気を付けないといけないんですね。。
こりゃあ気が抜けないなあ…
そうなんです。
もちろん面接中にも、気付かないうちに
こんな態度になっていないか気をつけましょう。
- 座り方
- 顔の角度
- 話し方
- 話を聞かない
●座り方
椅子に深く腰を掛けすぎたり、背もたれにダラッと体を預けてしまうのはかなり横柄に見えてしまいます。
また、戦国武将のような威厳のありすぎる座り方にも注意。堂々としているのはいいですが、相手を威圧するような座り方はマナー違反です。
●顔の角度
相手に対して平行な顔の角度を意識してください。顎が上がってしまうと文字通り上から目線になってしまいます。
かといって顎を引きすぎてしまうと卑屈に見えてしまうので、鏡の前でどの角度が平行になり“誠実”な印象を与えるのかチェックしておきましょう。
●話し方
「〜ッスね」「はーい」などの抜けた感じの話し方は面接に対する誠意を感じません。
それから、ロジカルを意識しすぎて早すぎる返答や短すぎる返答になったりすると“相手のことをまったく考えていない”というように、コミュニケーション能力がないと判断されます。
うまく話そうとするよりも誠意の伝わる話し方を意識してください。
●話を聞かない
「あーはいはい、分かってます」のような態度は絶対NG。あなたのために時間を取っている人に対する最低限の礼儀は守りましょう。
また、緊張しすぎて聞かれたことが分からず、見当違いの返答をしてしまうこともあります。そんな時は、緊張している暇がないほど相手の話をよく聞くのがマナーだと思ってみてください。
面接マナー⑥|余計なことを言わない
うん…よく聞きます!危なかった〜。。
でもせっかく用意した自己アピールはいつ伝えればいいの?
対話をしている時はアピールのことを考えすぎず、
全力で話を聞きましょう。まずはそれから!
聞かれたことに答えるのが面接です。
自分が準備してきてアピールしたいことがあったとしても、聞かれている以外の余計なことをアピールするのはとてもマイナスです。
「自分の自慢話ばかりしたがる人だなぁ」と思われてしまいます。
ほとんどの場合はどこかで伝えるチャンスがあるものですが、もしもチャンスが来なかったら面接の最後に「自己PRのチャンスを頂けないでしょうか?」などと切り出しましょう。
また、逆質問でも何でも聞いていいわけではありません。
会社のことが知りたいからと言って、残業時間や待遇面などを根掘り葉掘り聞くのはやめましょう。
本当に聞きたいことがあった場合は、内定をもらってからでも間に合うはずです。
面接マナー⑦|会場を後にする時も気を抜かない
ふう〜…これで面接マナーはOKですね!
最後にもう一つだけ!
面接時間だけが面接ではないんです。
一番油断してしまうのは、会場を出た後です。だけど社員さんと出くわす可能性はまだ十分にありますよね。
電車なら、どこに社員さんが乗っているか分かりません。車に乗っているとしても、カッコつけて窓から腕を出して乗っている所を見られているかもしれません。
さらに、SNSにも注意しましょう。
「面接ダリ〜」などと投稿してしまったら、どんな経路でバレてしまうか分かりません。
そのような姿勢はいずれどこかで見られてしまうと思い、徐々に社会人として一貫性のある態度を貫けるようにしていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
面接の時にならないと意識しないこともあるのではないでしょうか。
面接の質問対策、企業研究と合わせて以下も意識して準備をしていきましょう。
- 面接マナー①|到着の時間
- 面接マナー②|香水、着こなし、持ち物
- 面接マナー③|挨拶は分け隔てなく
- 面接マナー④|待機時間も礼儀正しく
- 面接マナー⑤|横柄に見える態度を取っていないか
- 面接マナー⑥|余計なことを言わない
- 面接マナー⑦|会場を後にする時も気を抜かない