転職準備

転職時の棚卸しや自己分析の方法を解説!リクルートのフレームワークで整理

framework
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

とてぃ

私は、元々リクルートという会社で人材系のサービス担当をしていました。

リクルートでは「MUST-WILL-CAN」というフレームワークを用いて棚卸しをする文化があり、思考を整理しつづけていました。

今回は、このフレームワークを使って棚卸しや自己分析の仕方を解説していきます!

転職活動時に重要になる棚卸しや自己分析の方法で利用できるフレームワークを紹介していきます。より詳細な自己分析をする前段階で利用すると良いと思います!

リクルートではお馴染みの考え方になりますが多くの方に参考になるかと思いますよ。

こんな人におすすめ!
  • 転職を検討しているが自己分析の仕方が分からない方
  • 20代がするべき自己分析の方法を整理したい方

転職に自己分析が必要な理由とは?

転職を行う際に、なかなか自分に合った企業を探すことができないと言う人は少なくありません。

特に第二新卒層の場合には自分がどのようにライフプランやキャリア設計を行うべきなのか不明確と言うことも多いのではないでしょうか。

そのためにどの会社を選べば自分にとって最も良い選択なのかを理由とともに見つけることが難しくなってしまうのです。

企業と転職者がお互いWin-Winの状態で情報開示が正しくできることで転職の精度は高まっていくと思います。

そのため、自分自身の理想ばかりを追い求めるのではなく、まず自分自身に何をすることができるのか、何をしなければならないのかを明確にすることが転職準備として重要となります。

まず、転職する側として自身の考えを明確にするために!そして、良い転職を実現するためにしっかりと自己分析を行っていきましょう。

転職をする場合には、多くの企業は即戦力や新卒以上のスキルを指標とした人材を求めていることが多いため、まずはその企業に対して自分が何ができるのかを明確に分析することが重要となります。

しかしその中で企業の考え方と自分の希望に違いがある場合には、その違いを明確にすることが大切です。

その違いが自分自身で許容できるものなのか、できないものなのかによって大きく変わります。しっかり整理をしていきましょう。

リクルートの自己分析フレームワークとは

フレームワークの考え方

リクルートのフレームワークの中では、まず自分自身が何ができるのかを明確にすることが必要と考えられています。

自分自身が何ができるかを明確にすることによって、そのスキルを持った上で何がやりたいのか、何をするべきなのか/しなければならないのかを整理することで、この考え方のバランスを保つことができます。

企業側に対しても自分自身のスキルをもとに希望を述べることで、強い説得力を与えることができます。

同時に企業側からはその人材に対する要求があるため、企業の期待に応えなければならないと言う責任も生じます。

これは自分自身が入社するにあたって行わなければならないことであり、これが自分自身の能力で対応できるかどうかを冷静に自己分析する必要があります。

これまでの自分の経験値を生かし、企業の中で要求される内容を解決できるかを十分に分析することが必要です。

Must・Will・Canで整理する

リクルートで提唱している考え方に、「Must」、「Will」及び「Can」があります。

これは自分の人生設計を行う上で、「Will(意志、希望)」と「Can(能力、スキル)と「Must(やらなければならないこと)」を明確にすることで自分の理想的な職場や働き方を見つけることができると言うものです。

さらにこの3つが共通する仕事であることで、やりがいを持って働くことができるものとなります。

Must

Must:やらなければならないこと。

会社や上司から期待されていること/求められているミッションなどから、やるべき仕事の棚卸しをしましょう。

Will

Will:やりたいこと。

10年後はどうありたいのか、どんな姿になっていたいのか。将来のキャリアプランの材料になります。

自分が置かれた状況や外部環境などはいったん考えずに、制約がなければ何を実現したいのかを思考していきましょう。恥ずかしがる必要はないです。過去に立てていた夢がヒントになるかもしれないですし、新たに目標が作られるかもしれないです。制約なき思考を整理していきましょう。

Can

Can:できること。

自分は何ができるのか、どんな経験を積みスキルを持っているのか、何に自信を持っているのかを整理していきましょう。客観的に「できること」を小さなことからでのいいのでピックアップしていきましょう。

例えば、上司から評価されていること、同僚に褒めてもらったこと、顧客からの指摘などを広く考えてみるとよいでしょう。ここで整理されたことが自身の強みであり、転職時に重要な材料となります。

「Will:やりたいこと」と「Can:できること」そして「Must:やらなければならないこと」が円が重なる部分が広がるとやりがいを感じて働ける状態と言われます。

この円が重なり整理ができるようになると、これが応募先選びの軸になり、志望動機や自己PRのベースになります。

転職を行う際には現状に不満を持ち、自分自身の希望を実現しようと新たな職場を探すことが少なくありません。

しかし、様々な経験とスキルを持ち、またいろいろなビジネスを行ってきた人であればその希望を実現するために邁進することができますが、若いときにはその希望が説得力のないものとして企業側にうつってしまうことが多いものです。

そのため若い方の転職は自分が何ができるのかを明確にし、これを基準に様々な実現性を模索することが重要となります。

その自分自身の「Can」と企業から要求される「Must」のバランスが保たれることで、企業にとって戦力となる人材と認められることになるのです。

しかしこれだけでは単純に自分の能力を生かすことができる職場を選ぶだけになるため、従来と変わらないと考える人も少なくありません。

そのためには、まず自分のスキルの棚卸しをすることが重要です。

20代や第二新卒層はWILLの優先度が低い理由

20代の方の中には、経験をつめていないため「Will」が描きづらい。

その「Will」が根拠のないものではなく、自分自身で実現できる内容となってくることで、企業に対して強い説得力を持つものとなるのがポイントです。

どんなに大きなWill=実現したいあるべき姿や目標があったとしても20代で多くの経験を積み上げない限り、Willを大きくしきれないのです。

まず、Can=できることを増やし、スキルを高めてていかない下地ができあがっていきません。下地がないと目標とするビジョンも想定できずイメージもできません。

特に20代の人材に企業が求めていることはMust=しなければならないことをしっかり果たし、Can=できることを増やすことなのです。

また、MustとCanを少しでも広げるように意識づけをしていくことが大切です。

20代に対してCANが重要な理由

CANが重要な理由

 20代の第二新卒層や若手層にはまずCan=できることを増やすことをおすすめしています。

  • 自分でできることが増えることで自信につながる
  • Willが広げやすく、選択制を確保できるようになる。
  • 結果的に自分が実現したいことが具体的になりやすい。

Canが積み重なることで自信がつき、信頼を集めることができるようになります。そして、楽しみながら成果を出せるようになっていきます。

つまり、CanとWillは非常に関連性が強く、連動していきます。できることが増えると、Willも明確になっていきます。

Willは経験やスキルに紐づいていきますので、結果的にCanが増えることで新たな問題意識や課題、自身が求めたい姿のイメージがどんどん具体的になっていきます。

Canが大きくなると、Willはより鮮明に具体的になっていくことを覚えておきましょう!

新卒入社後のCANの考え方

新卒入社後の短期離職からの転職はできるだけ避けたいところです。
状況にもより変動もしますが、新卒採用と中途採用は採用フローや流れも大きく異なります。

さらに新卒入社企業での経験も中途採用企業ではしっかり考慮され選考がされます。

つまり、どのようなCanを持っている人材なのかがフォーカスされますので新卒入社企業ではCanを軸に高めていかないと苦しい転職活動になってしまいます。

常に何を身につけているのか。どんな経験を詰めているのか。
客観的に自分を評価してキャリアと積みましょう。

まとめ

転職をする際には自分自身の自己分析をしっかりと行い、3つの要素のバランスを明確にすることが大切です。

特に第二新卒層の転職時には冷静に自己評価をしてみましょう。
自身のCanを通して、どんな経験を得ているのか。次の転職先で活かせるスキルは何か。

Canのない転職は危険です。本当に転職すべきなのか。今の会社でまだ学べる経験はないのか。転職することでどのようなメリット/デメリットがあるのか。判断をしていきましょう。

過去ー現在ー未来の時間軸でいうと「現在」を整理することができるフレームワークになっています。整理しながら自身のキャリアに向き合っていきましょう。

ABOUT ME
とてぃ
とてぃです!「はたらく」に選択性と楽しさを提供したく若手のキャリア支援や転職支援をしています。個の選択制や可能性を広げる活動を応援したいをビジョンに「初めての転職」「スキルアップのヒント」を発信しています♪
こちらの記事もおすすめ!