友人が新卒入社した企業を5ヶ月で退職するようなんです。でも早期退職の人材って転職できるのかな?心配で…。
退職理由次第かもしれないですが、ミスマッチな企業で無理して働くよりも早いタイミングで意思決定するメリットもあります!
えーー意外です。数ヶ月で退職してしまうと難しそうな印象がありました。
そうですよね。
早期退職が「面接担当者に悪い印象を与えないか」「そもそも転職できるのか」などネガティブな印象を持つ方が多いのではないでしょうか。
しっかりとポイントを抑えることで十分転職成功を実現できます。早期退職で不安がある方は是非参考にしてください!
- 新卒入社した企業から早期退職を検討されている方
- 早期退職の時に転職を成功させるポイントを知りたい方
新卒入社企業を早期退職する人はどのくらいいるの?
大学卒業後に新卒で入社したが、実際に働いてみたら給料や労働環境、仕事内容が思っていたものとは異なっていて、このまま続けるべきか迷ってしまう方が少なくないと思われます。
20代前半は若さを武器にすることができるため、実は早期退職をしても十分チャンスがあります。
このまま我慢して働き続けるのではなく、自分に適した企業に転職するために早期退職することは何も間違っていないです。大卒の新卒者で3年以内に離職している人は30%を超えるので、決して珍しいことではないことが分かるはずです。
新規学卒者の就職後3年以内の離職率は、短大など卒業が41.4%、高校卒業が36.5%、中学卒業が55.0%。高卒者の約4割、大卒者の約3割が就職後3年以内に離職する傾向がここ数年の動きとなっています。
第二新卒の定義や既卒との違いは以下の記事で詳しい解説があります!
退職時のマナーも確認しておこう
例えば新卒入社した企業から早期退職を検討している場合に、現職企業に迷惑がかからないように配慮をすることも大切です。意外と退職される企業のケアを疎かにしている転職者は非常に多いです。
入社時に社内規定を元に雇用契約が締結されていると思います。ですので、退職を申し出る場合は社内規定に従うことが重要です。退職時期を決めるまでに、事前に社内規定を確認するようにしましょう。
退職時にトラブルなどが発生してしまうと自身の評価を下げてしまう恐れがあります。1次的な感情やコミュニケーションロスなどで今後の転職活動に影響がでてしまわないようにしっかり対応をしましょう。
もう辞めることを決めた会社だからという負の感情は連鎖します。どのような退職理由であっても最後までマナーや誠意を持って退職手続きを進めて参りましょう。
企業側は早期退職をどう見てる?
- 新卒採用や年間の人員計画から予定人数に満たない場合など
同じ若手層の「第二新卒層」で人員補填をしたいニーズがある - 新卒採用よりも採用コストを抑えられるメリット。
- 1度新卒入社をしている人員のため育成コストが軽減できるメリット
計画通りに採用契約が進んでいない場合に、「第二新卒」で採用補填する企業が非常に多いです。
さらに企業側は新卒採用や中途経験者採用と合わせて、「第二新卒採用枠」を計画して採用活動をしている企業もあります。様々な分野で人材不足が発生しているので、若い人を積極的に採用しようと考えている企業が多いということが読み取れますね。
第二新卒は、新卒採用よりも「育成コストを軽減するメリット」が大きいことも第二新卒採用が増加している背景でもあります。既に導入研修などを通して社会人の基礎やマナーを身につけており、育成期間も短くできます。さらに採用コストも新卒採用を比べると下げることができる。
上記にような第二新卒を採用するメリットがあります。
しかし、短期退職である事実は間違いないです。なぜ短期離職になってしまったのか?これからどのようなキャリアを描いていきたいのか?転職者の意思決定の基準や今後のキャリアについては関心度が高いです。
しっかりと早期退職の理由や背景が答えられるように準備をしましょう。
早期転職をした場合でも転職を成功させるポイント
- これまでの経験やスキルを棚卸して明確にする
- 転職理由をポジティブに変換をする
- 次の転職先企業が決定するまで現職を退職しない
早期転職をした場合でも転職を成功させるポイントは、面接で自分の魅力をアピールすることです。前職での経験やスキルを細かく棚卸しをして次の転職先にアピールできるようにしていくことになります。
早期離職の場合は必ずと言っていいほど「転職理由」「退職理由」を確認されることになるでしょう。人のせいにするような言い方はしないように気をつけてください。やりたいことが明確にあって、その仕事をするために退職したと採用担当者に評価してもらえる答えにしないといけません。
さらに自己PRや志望動機、長所・短所、入社して何をしたいかなどの基本的な質問に対しては問題なく答えられるように準備しておくべきです。自己PRや志望動機はどの企業でも質問されるので、あらかじめ返答に対する材料を用意しておくことで、余裕を持って挑むことができるようになると思われます。
事前の準備もせずその場で考えて答えようとする方がいますが、良い答えが思いつかなくて適当に答えてしまうケースが多いのでしっかり、準備をして対策を講じましょう。
面接対策として友人や家族に手伝ってもらって、模擬面接をしてみることをおすすめします。話し方やマナーなどを客観的に見てもらうことで、問題点を把握することができるようになります。
次に、この転職理由が曖昧な表現やネガティブな印象を与えてしまわないようにすることが何よりも大切です。ネガティブな印象になってしまう場合は、ポジティブな表現に変換をするようにしましょう。
最後に次の転職先企業が決定するまで現職を退職しないことも覚えておいてください。
就業の空白期間が長くなればなるほど転職難易度は上がります。すぐに退職すべき明確な理由がない限り、内定が決定するまで退職はしない選択肢を持ちましょう。
転職成功するポイントは以下の記事で詳しく解説しています!
早期退職時の転職は転職エージェントを利用するべき?
求人を探す際は転職サイトを利用することが多いと思いますが、転職エージェントを活用することも検討してください。
一般的な転職サイトには掲載されていない非公開求人が多数あるため、自分に適した企業を紹介してもらえます。また、キャリアアドバイザーが転職を成功させるためのサポートをしてくれることも魅力です。一人では分からないことがあるため、キャリアアドバイザーのサポートを受けることで、スムーズに進めることができるようになります。
エージェントも様々なところがあるため、自分に適したところを選ぶことが大事です。
大手で人気がある転職エージェントでも、自分には合わない可能性があるため、様々な情報を活用して自分に適したエージェントを選ぶことが転職を成功させるためには必要です。また、大手に限らずその分野に特化しているところもおすすめです。
IT分野を例に説明すると、専門的な知識を持っていないと十分なサポートを受けることができないです。ITに特化しているエージェントだとキャリアアドバイザーがIT企業で働いていた経験があるため、気になることや不安なことを相談できて、適切なアドバイスが受けられます。IT以外だと医療や福祉、製造業などに特化している転職エージェントがあるので、自分に適したところを利用できるはずです。
まとめ
50代以上の転職に比べたら、新卒の早期退職者の方が転職のハードルは低いです。
それでも転職先が決まるまである程度選考に時間がかかってしまうケースがあるため、スムーズに転職先を決めるために面接対策や求人紹介でアドバイスをもらえるエージェントを活用することをおすすめします。
自分だけで行っても上手くいくかもしれませんが、使えるものを積極的に活用した方が成功する可能性が高いです。やりたいことを明確にして、面接で自分の考えをしっかり伝えることができれば評価してもらえます。自信を持って準備をしてください!