転職準備

SPI対策!転職成功のための準備

SPI
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企業が転職者向けの選考で実施する代表的なものと言えば「SPI」。新卒採用だけでなく、中途採用で実施する企業も増えています。

今回は「SPI」をテーマに解説をしていきます!

こんな人におすすめ!
  • これから転職活動を予定している方
  • 初めての転職で情報取集をされている方

SPI試験とは何か

SPI試験とは、一般的に就職活動の選考過程で行われる一般適性検査の一つです。正式名称を「(Synthetic Personality Inventory)」試験といい、「SPI」とはその略称です。

SPIは全国で約1万5500社以上の企業に利用され、217万人が受検しています(2023年度実績)。中途採用に導入している企業も数千社あり、転職活動でSPIを受検するケースは増えていると考えられます。

試験内容は普遍的なもので、企業が新卒者を採用する際に適性を見極めるための有効な手段とされています。

SPI試験を導入している企業例
  • 野村総合研究所(NRI)
  • 三菱総合研究所
  • アビームコンサルティング
  • ゴールドマン・サックス
  • 農林中央金庫
  • 三井住友海上火災保険
  • 住友生命保険
  • 三菱商事

SPI試験の目的

SPI試験の主な目的は、転職者の一般的な学力、学習能力、そしてその人の思考力、判断力を測定することです。

そのため、科学的な基準に基づいて設計されています。さらに、SPI試験は採用企業が求職者の思考力や適応力を理解する一方、求職者自身が自己を客観的に把握するきっかけを提供します。

大学の専門分野や専攻だけでなく、独自の学習や体験を通じて身につけたスキルも評価の対象になります。それは特定の業界や企業への適性を客観的に評価する目的があります。

SPI試験の構成

SPI試験は大きく「適性検査」「性格検査」の2部構成で構築されています。

前者は言語能力や算数問題、論理的思考力を測定するためのもので、国語や数学、非言語レベルでの課題を解く力が問われます。

一方、後者の性格検査では、多面的な人間像を描くための個性や人間性を評価します。コミュニケーション力や協調性をはじめとする社会適応能力を見るほか、業界や職種によって求められる特定の特性も問い合わせられます。

SPIの能力検査

SPIの能力検査は、以下の要素を評価します:

  • 言語能力
  • 非言語能力
  • 英語能力
  • 一般的な知識
  • 論理的思考力
  • 基礎学力
  • 一般常識
  • 情報処理能力

SPI試験で求められる能力

SPI試験ではさまざまな能力が求められますが、言語理解力、数値推理力、思考力が重視されます。また、それらの能力を活かし、時間制限内で適切に問題を解くスピードと正確さも重要な要素となります。

性格検査では、個々の性格特性や行動傾向からその人が職場でどのように適応し、どのように振舞うかを測定します。

これもまた、組織で働く上で重要な要素であるコミュニケーション力や協調性、リーダーシップなどが評価されることとなります。

中途転職の場合、どの段階で行われるのか

中途採用では、一次面接の前に実施するケース一次面接と同じ日に実施されるケース。もしくは、1次選考後に実施するケース。と多くは3つのパターンになります。

受検方法は、自宅からWeb経由でテストを受検するか、応募先企業で受検するケースが多くなっています。

企業が選考で重視するポイントとは

能力検査では、職種の問わず必要とされる「知的能力」を測定しています。

具体的には、課題に対して合理的に思考し、目的を定めそれに沿って行動し、効果的・能率的に事態を処理していくなど、実際の仕事の場面で求められる能力が数値化されます。

企業はこの結果を踏まえて「自社が求める業務能力やスキル能力水準を満たしているかどうか」という観点で選考をしています。

性格検査では、応募者の性格的な特徴や特性と合わせて、どのような業務内容や職場の雰囲気にマッチするのかを数値して整理をしてくれます。

企業は、自社の求める人材像と応募者の持つ特徴が合っているか、自社の職場風土に馴染むことができるかを確認しています。

とてぃ

私もリクルートに入社する際にSPI試験を受検しましたが、社会人未経験ながら「営業適正」「職場風土」とのマッチ度高く、入社のきっかけとなりました。

SPI試験の対策方法


SPI試験は、多くの企業が採用試験として利用している心理学的アプローチを取り入れた一般的な適性検査です。

そのSPI試験の対策方法について、基本的な勉強法から効果的な勉強法、そしておすすめの参考書と問題集について解説していきます。

SPI試験対策の基本

SPI試験は、言語能力や数値推理、パーソナリティなどを測る問題から成り立っております。まず基本となる対策方法は、自分の弱点を見つけることです。

どのセクションで苦手意識があるのか、過去に解いた問題や模擬問題での結果を見つめ直してみましょう。

次に、その弱点を重点的に克服するために、効率的な勉強法を模索します。また、SPI試験は時間制限があるため、短時間で問題を解くスキルも求められます。時間配分の練習もあわせて行いましょう。

効果的な勉強法

効果的な勉強法の一つに、週に数回の模擬試験を行うというものがあります。これにより、問題の内容や形式に慣れるだけでなく、実際の試験時に近い状況での対策が可能となります。

また、勉強時間を細分化し、まとまった時間を見つけては集中的に学習する、「集中力勉強法」も効果的です。

そして、自分で問題を解くのではなく、解答と理由を音読する「音読学習法」もおすすめです。これにより、視覚だけでなく聴覚からも情報を得ることで理解が深まるでしょう。

おすすめ参考書と問題集

SPI試験に対する適切な参考書と問題集の選択は重要です。

SPI3問題集≪完全版≫ 』は、試験問題の傾向をつかむのに適しています。また、『7日でできる!SPI必勝トレーニング』『速攻!直前対策 SPI』は短期間で問題解決力をつけることを目指した参考書で、時間配分に悩む方におすすめです。

適切な参考書と問題集を選び、自分の対策方法に取り入れてみてください。

最近では、スマートフォンでSPI対策ができるアプリも数多くありますので参考にしてくださいね!

SPI試験を突破するポイント

SPI試験は、自己理解と確実な解答力を問われる企業の一般能力試験の一つです。問題の種類ごとに要求されるスキルが異なり、それぞれに適した対策を立てることが求められます。

確実に突破するためには、適切な時間管理、解答のコツと戦略、心構えとメンタルケアの3つのポイントを把握しておきましょう。

時間管理の重要性

SPI試験は短時間で多くの問題を解く必要があります。そのため時間管理が重要となるのです。まず、各セクションの時間配分をよく把握することが大切です。

また、予めパターンを把握して、未解答の問題に対して適切な時間を確保することも求められます。

練習問題を解く際には、自分がどの程度の時間を使っているか確認し、時間配分の調整を行ってみましょう。

また、時間切れとなった場合にどの問題を優先的に解くかという戦略も必要です。時間管理のスキルを身につけることを怠らないようにしましょう。これが、試験を突破する道筋となるのです。

解答のコツと戦略

SPI試験における解答のコツと戦略について解説します。

まず、重要なのが「速読・早解き」です。多くの問題に対し、短時間で解答するためには、速読・早解きのスキルが必須となります。そのため、日々の訓練を積み重ね、確実に速度を上げることが求められます。

また、確実に解答するためには「問題の理解」が求められます。問題文を正確に読み取り、何が求められているのかを理解しましょう。これが解答への第一歩となります。

最後に、不確実な問題に対しては「適切な推測」を行うことです。「完全にわからない」と断念せず、問題文からヒントを得て答えを導き出しましょう。

心構えとメンタルケア

SPI試験を突破するためには、心構えとメンタルケアが重要なポイントとなります。試験は単に知識を問うだけでなく、プレッシャー下でのパフォーマンスも評価されるからです。

まず、心構えとして「全力を尽くす」意識を持ちましょう。完璧な解答よりも、自分の全力を出し切ることが大切です。また、「落ち着く」ことも重要です。試験には緊張感がつきもので、それがパフォーマンスを左右することもあります。リラックスして自分のリズムで取り組むことが求められます。

そのために、試験前のメンタルケアが重要となります。試験直前に深呼吸をする、好きな音楽を聞く、リラクゼーション法を試すなど、自分がリラックスできる方法を見つけて実践しましょう。これらの心構えとメンタルケアが、SPI試験を突破する最終的なキーとなるでしょう。

SPI試験で良い結果を出すための生活習慣

SPI試験はあなたの知識、能力だけでなく、日々の生活習慣が直接影響する重要な試験です。試験前の集中力や記憶力、思考力は、食事、睡眠、運動などの生活習慣から大きく影響を受けます。特にストレス管理が重要で、しっかりと健康状態を保ちながら自分のリズムを整えて行くことで、SPI試験に最適な状態で望むことができます。

食事と健康状態

優れた試験結果を出すためには、適切な食事が不可欠です。バランスの良い食事は、不足しがちな栄養素を補い、体調を整えるだけでなく、集中力や記憶力を高める効果もあります。特に朝食は一日のエネルギー源となるため、より重要となります。

豊かな食物繊維とタンパク質を含む食事を心がけてください。また、忘れてはならないのが水分補給です。脳は水分により良好な状態を保つので、コップ1杯の水を定期的に摂取することも大切です。

睡眠と休息

睡眠は脳と体のリカバリータイムで、良質な睡眠は記憶の定着や疲労の回復、集中力の向上において欠かせません。

特に深くて長い睡眠は、新たな知識を脳に定着させ、より良いパフォーマンスを発揮するために重要です。規則正しい生活習慣を心がけ、夜更かしを抑えるようにしてください。

また、ストレッチやリラクゼーションでリフレッシュする時間を設けると、より良い睡眠を迎えることができます。

定期的な運動とストレス発散

適度な運動はストレス発散に効果的であり、心身の健康を維持するために重要です。定期的に行うことで、脳の酸素供給が増え、記憶力や学習力が向上します。

運動は必ずしも激しいものでなくても良いです。散歩やストレッチ、ヨガなど身体を動かすこと自体が良い影響をもたらします。

また、運動を通じてストレスを発散することは気持ちのリセットにもつながり、自己の優れた能力を最大限に引き出すことにつながります。

試験当日のメンタルケア

試験当日のメンタルケアは、試験成功のための重要な要素の一つです。まずは、自分自身を信じること。貴方がここまで頑張ってきたことを信じて、試験に挑みましょう。不安を抱えず、むしろ自分の能力を信じて試験を臨むことが重要です。

また、試験直前に深呼吸をするだけでも、リラクゼーション効果はあります。何が起ころうとも冷静に対応できる自分を信じましょう。

深呼吸をして、思考を落ち着け、可能な限りリラックスすることを心がけてください。結果は必ずや努力が報われるますから!

SPI試験後のフォローアップ

SPI試験を終えた後のフォローアップはどうすればよいのでしょうか。まずは、試験結果の分析と反省をすることが大切です。

試験を振り返り、得点した部分と失敗した部分を認識することから始めましょう。そして、次の試験に向けた準備を進めていきます。また、転職活動に向けて情報の収集も必要になるでしょう。これからフォローアップについて具体的に見ていきましょう。

試験結果の分析と反省

SPI試験の結果を分析し反省する事は、これをきっかけに自分の弱点を克服し、次回につなげる重要なステップです。試験結果を見て最も得点が低かった科目から分析しましょう。失敗した原因を詳しく確認し、客観的に考えてみてください。

問題のわからなかった部分、時間が足りなかった部分など、具体的な事例を明示すれば、次回への改善策が見えてくるでしょう。

次の試験に向けた準備

改善点を元に次の試験に向けた準備をしていきます。まずは、弱点を補うための学習計画を立てましょう。時間割を作成し、毎日の学習内容を決め、計画的に進めていくことが求められます。また、時間管理の技術も重要です。試験で時間を逼迫させないためにも、問題を解く時間を計測し、効率よく解けるように訓練を重ねてください。

そして、最も重要なのが自信を持つことです。前回の結果を反省材料として捉え、次回はよりよくなるという前向きな姿勢を保つことが大切です。

転職情報の収集と活動

転職シーズンになると、どうしても情報が多くなり、どれから手を付けてよいか迷ってしまう人も多いでしょう。まずは、自分が求めている条件を明確にし、その基準に合う求人情報を収集することが大切です。

また、企業の詳細な情報も積極的に収集し、自分にとって最適な選択をするための基礎を作り上げましょう。転職活動はSPI試験のように一定のスキルの証明だけでなく、自分の適正や適性を見つめ直す絶好の機会でもあります。

自分自身を見つめ直し、適性を見つけるための時期とも捉えて活動していきましょう。

転職成功のためにSPI試験以外で重要な要素

いくらSPI試験の得点が良くても、それだけで転職が成功するわけではありません。スキルアップ、専門知識の獲得、自己PR、そして面接対策。

これらは全て、あなたが転職を成功させるために非常に重要な要素となります。以下にそれぞれの要素を詳しく説明します。

スキルアップと専門知識

スキルアップと専門知識は、転職成功のためには欠かせない要素です。転職を考えている人の多くが抱く課題は、「自分のスキルが求められる転職先があるのか」や「自分の現在のスキルでは転職先で求められるスキルを満たしているのか」です。

それを解消するために、自分の専門知識を深め、スキルを上げることで転職市場での価値を高めることができます。

具体的には、無料のオンラインコースや書籍を活用し、新しいスキルを学んだり、既存の専門知識を深めたりします。これらを通じて、新たな可能性を探求し、自身を高めることが重要です。

自己PRと面接対策

最後に、自己PRと面接対策も大切な要素です。これらは、それまでのスキルアップや人脈作りを活かして、自分自身を転職先にアピールする際に重要となります。自己PRは、自分の強みや経験を明確に伝え、転職先の企業に自分の価値を理解してもらうためのものです。

面接対策は、採用の最終決定を左右する重要なプロセスです。面接ではコミュニケーションスキルが問われるので、あらかじめよく練習しておくことが求められます。

自己PRや面接対策をしっかり行うことで、自分自身の価値を転職先に十分に伝えつつ、より良い転職活動につながります。

とてぃ

今回は、SPI試験について解説をしました!皆さんの転職活動が少しでも自信を持ってできることを願っております!

ABOUT ME
とてぃ
とてぃです!「はたらく」に選択性と楽しさを提供したく若手のキャリア支援や転職支援をしています。個の選択制や可能性を広げる活動を応援したいをビジョンに「初めての転職」「スキルアップのヒント」を発信しています♪
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