新卒で入社した今の企業…辞めたい…。
でも、まだ入社して数ヶ月。転職できるのかな?
新卒1年目の転職は慎重になるよね。
実際には多くの方が毎年転職をしているよ
え…そうなんですね!
今日は、新卒1年目の転職にフォーカスして解説していこう!
- 新卒1年目で転職を検討している方
- 新卒1年目での転職はリスクがあるのか情報収集をしたい
- 新卒1年目で転職成功している人の共通点や成功ポイントを知りたい。
新卒1年目の方で現在働いている企業から転職を検討している方も多いのではないでしょうか。
入社時に思っていた業務内容ではなかった…。十分な給与や休みをもらうことができない待遇であった…。人間関係が上手くいかない…など、様々な理由から退職を検討する人もいるでしょう。
しかしながら、新卒入社したばかりで辞めてしまうと、次の働き先が見つからないのではないだろうかという不安を感じることになってもおかしくありません。
実際のところ、新卒1年目で転職を行うことは難易度が高いことだと言えます。何故難しいのかきちんと理解した上で、成功させるためのポイントを知っておくことがおすすめです。
- 結論。新卒1年目でも転職は可能!
しかし転職にあたり考慮すべきポイントやリスクがある - 逆に転職をしない方がよい場合もあります。
- 第二新卒は企業から一定のニーズがあり、求人案件も増加傾向
新卒1年目での転職は難しいのか?
新卒1年目退職は「第二新卒」へ
新卒入社して1年目に退職をして、転職活動をされる人は、「第二新卒」と呼ばれます。
「第二新卒」とは、新卒で就職して3年程度以内の人を指し、第二新卒を対象とした求人も数多くあります。
昨今は、新卒採用競争が激しくなっており、予定採用人数を満たせない企業が実は数多く発生しています。また、新規事業や事業戦略の変更などにより追加人員を募集を開始する企業も少なくないです。
それを補うため、第二新卒を対象に積極的に中途採用が行われているのが実情です。
新卒1年目転職は難しいのか
新卒1年目で退職をして転職活動を行う場合、応募した企業からまたすぐに辞められるのではないかと疑われる可能性が高くなります。
前職の労働環境などの問題で退職したのだろうと思ってくれる可能性は低く、忍耐力のなさやコミュニケーション能力の低さが問題だったのではと思われる可能性が高くなることが原因です。
以前と比べると短い期間で離職する人に対する企業側の理解が高まっているものの、すんなりと受け入れてもらえないことがあるのは事実だと理解しておきましょう。
「なぜ新卒入社した企業を辞めるのか」「なぜ転職するのか」「社会人になりどのような変化が起きたのか」という理由づけや転職に対する目的意識が重要となります。
ここを明確に伝えることができるのであれば、きっと企業も関心を持ってくれます!
新卒1年目で転職すべきケース/止まるべきケース
終身雇用の名残や仕事は3年継続して勤めるべきという考えがまだ影響が残っており、新卒1年目での転職はどうなんだろ…と考える方も多いのではないでしょうか。
最近では第二新卒という新たな採用ターゲットとして関心度が上がってきており、新卒1年目で転職成功をしてる方は数多くいらっしゃいます。
しかし、明確な理由なき転職は失敗します。
以下にて転職すべきケースや止めるべきケースをまとめていきます。
新卒1年目で転職すべきケース
- 過剰な残業やハラスメントなどの労働環境に問題を抱えているケース
- 希望していた業務とは異なる担当配置となり経験したい仕事ではなくなったケース
- 入社前とは明確に異なるキャリアを描きたいとキャリアチェンジを検討。また、その目指すべき成長が現職のキャリアでは実現できないケース
入社前に聞いていた配属先と異なる部署や職務になってしまい今後のキャリアを見直したい。自身が目指すキャリアの方向性が入社後、大きく変わってしまったケース。
企業の社風や風土、残業などの労働環境、行き過ぎたハラスメント問題などのケースは、現職での異動や職種変更でも解決できない場合は転職を検討していきましょう。
その際にモノサシになるのが、上記問題が自分にとって優先度が高い解決課題であるのか。企業で改善を実施しても時間がかかる内容であるかどうかです。
精神的に追い込まれてまで無理に勤務する必要はないです。冷静に見極めましょう。
新卒1年目で転職を止めるべきケース
- 友人や同僚、上司の不平不満や転職など外部の情報影響が起因しているケース
- 新卒入社してから半年以内のケース
新卒1年目での転職は、スキルや経験が不足しているため、成功体験を積み上げられていないケースや新卒入社半年以内の場合は、入社後研修しか受けていないという場合もあります。
また、「仕事がつまらない」「やりがいを感じられない」といった理由で転職する場合も業務での成功体験を積み上げていないだけのケースもあります。努力をし成果を出すことで仕事の楽しさを見いだす方も多いです。
業務経験が浅いことで正しい判断ができないこともありますので慎重に自分自身の考えと対話しましょう。
少なくとも実業務の経験をしていること。そして、そこから学びや経験を次のキャリアに活かせる状態になっていることをオススメします。
また、自分以外の人の話に流されて「なんだか会社が不安だな」「転職もいいかな」という気持ちで転職することは絶対に避けましょう。
明確な目的や意思がないと転職はすべきではないです。人の二次情報に惑わされずに自分で決断をすることが大切です。
新卒1年目で転職成功する人の特徴
- 経験をしっかりと言語化できる人
- 諸条件などの待遇ダウンも受け入れられる人
経験をしっかりと言語化できる人
新卒1年目ですと、まだ現職で実績挙げられていない方も多いかもしれないですが、どのようなチャレンジや経験を得ることができて結果がどうのような形であったかは次の企業でも気になる情報になります。
就職活動時に準備をしてきた面接対策と合わせて社会人後の経験エピソード準備をしておきましょう。
- 現職の業務から得られたこと、考え行動をしてきた経験
- 困難な事項があった際にどのように乗り越えてきた経験
ポイントは、転職先企業で皆さんの成長性を感じてもらえるかどうかです。
仕事に対してどのように考え、行動をしてきたのか。苦しい時にどのような思考をするタイプなのか。ご自身の経験や行動を具体的に簡潔にアピールしましょう!
条件などの待遇ダウンも受け入れられる人
新卒1年目の転職時で大きなキャリアアップや高待遇企業への転職は難しい傾向にあります。
一時的に年収が下がってしまうこともあるかもしれないですが、自身が実現したいキャリアにつながっているのかをベースに転職先企業を検討していくことが大切になってきます。
新卒1年目で転職できない人の特徴
すべての人が第二新卒で転職できるわけではありません。正直、苦戦をされる方も多くいます。では一体どのような人が就職することが難しいのでしょうか。
- 経験が少ない中で高い理想を求める
- 会社を辞めてから就職活動を開始する
- 転職理由が前職に批判など他責思考が強い
詳細は、是非以下の記事にて確認してくださいませ!
自分自身は、該当している認識がない人も転職活動をいざ開始するタイミングになると思考変化してしまう方もいます。
特に以下のような難易度が高い求人や該当求人案件が少ないケースは留意するようにしましょう。
- 大手企業への優先思考
- 大幅な収入アップを希望する
- 残業が少ない、転勤がないなどの要望が多い
- フルリモート企業のみを希望
新卒1年目でも内定を獲得するポイント
新卒1年目の転職の難しさを理解した上でチャレンジしたいと思うのであれば、成功するための秘訣を知っておきましょう。
- 入社から半年以上経ってから転職活動を開始する!
- キャリアダウンを嫌がらない!許容をする!
- 取得スキルや経験を整理する!
入社から半年以上経ってから転職活動を開始する!
まず、最低でも入社から半年以上経ってから行動することをおすすめします。
入社から半年以内で企業のことを見抜くことは難しいです。労働基準法に反するような働きぶりを求められるなど、明らかに企業側に問題がある場合は話が別ですが、そうでない場合は半年は最初に入社した企業で経験を積みましょう。
面接の際に聞いていた話と任せられる仕事の内容が全く違うなどのケースでも、可能な限り半年は継続できるように検討しましょう。
半年は1つの区切りだと考えられるケースが多いため、半年以内で辞めて次に行くよりは半年経ってから次を探すほうが少しでも印象の減点を少なくすることができるでしょう。
キャリアダウンを嫌がらない!許容をする!
キャリアダウンを嫌がらないことも大切です。
新卒1年目で転職するわけですから、現職でキャリアを積むことはできていないかも多いです。良い状況を求めて離職するのに少しでもキャリアダウンすることは嫌だと感じてしまう方が少なくないです。
特に「異業界×異業種」への転職の場合などは未経験中途としての入社となります。最初から前に勤めていた場所よりもキャリアアップできることを期待するのではなく、長く働いていく中で自分が求める環境やキャリア、報酬が得られることを重視するべきだと考えましょう。
取得スキルや経験を整理する!
スキルを持っておくことも大事です。
基本的なビジネスマナーを身につけていることは当たり前なので、初めて就職した会社で十分なマナーを学ぶ機会がなかった場合は独学で学んでおく必要があります。
ビジネスマナーに関してだけではなく、仕事をする上で役立つスキルを積極的に身につけておくことも大事です。新入社員だからという理由で、新たなことにチャレンジする機会を避けてしまう人もいます。
たとえば、飛び込み営業を経験できるチャンスがあるときに、大変そうだからと逃げてしまうべきではありません。電話でアポを取ったり飛び込み営業の経験があったりすると、それだけでビジネススキルを評価してもらえるチャンスを得ることができます。
学生時代からプログラミングや英会話を学んでいる場合は、独学を続けてスキルを高めておくことも効果的です。
新卒1年目の転職面接ポイント
具体的に転職活動を進めていくときには、同じ失敗をしないとアピールすることも大切だと言えます。
多くの場合、新卒1年目で転職する人は働いている会社に対して不満もしくは自身のキャリアの方向性が変わり退職を希望しているはずです。
けれども、会社が悪くて自分は一切悪くないという態度では問題だと言えます。短期離職となってしまう理由を冷静に分析し、他責にならないように気をつけながら離職の理由を説明したり、失敗しないことをアピールしたりすることが大事です。
他責にならないことを意識すると、企業側であった問題に触れてはいけないと思ってしまうかもしれませんが、事実をありのまま話すことは問題ありません。
前の職場を非難せずに事実だけを伝えることが大切だと言えます。
転職先の貢献を意識した転職活動を!
最後に、転職を希望する会社で何に貢献できるのか説明できるようになっておくことも重要です。
企業は採用メリットがあると感じた人材を積極的に採用します。
応募書類や面接の受け答え、今後のキャリア思考性、経験を活かせる人材かどうか。からメリットがある人材であるかどうかチェックします。
自己アピールや自身の考えが整理されている人材であれば採用してみようという気持ちになりやすい傾向があると理解しておきましょう。
新卒1年目はそれほどキャリアを積んでいないことから、キャリア面ではアピールできることが少ないケースが多いです。ですが、柔軟にその会社のやり方を吸収して働けることなど、経験が少ないからこそアピールできる部分もあります。
全くアピールできる部分がないと卑屈になってしまうとチャンスを逃すことになるので、アピールできる要素を見つけてから挑戦するようにしましょう!